買収相手の選定方法

シナジー効果を得ることができる企業

シナジー効果とは、ある要素がもう一つの要素と組み合わさることによって、単体で得られる結果以上の成果を生み出すことができることをいいます。M&Aをおこなう最大の目的は、相手企業と提携することによってシナジー効果を生み出すことです。
例えば買収しようとしている企業が取り扱っている製品が似たようなものであれば、その会社の技術を自社に持ち込むことも比較的容易ですし、買収先が抱えている得意先に自社の製品を使ってもらうことも十分可能です。
このような点を踏まえれば買収する企業は同業者が適していると捉えられがちですが、万が一協議が成立しなかった場合、自社の秘密を相手先に知られるリスクも伴います。同業者でなくてもシナジー効果を得られる企業はたくさん存在します。

新規参入をしようとしている事業をしている企業

近年はリスクを分散させるために、異業種にも取り組もうとしている企業場とても多くなっています。とはいえ、異業種に新たに一から参入するにはノウハウも顧客もありませんから、業績を軌道に乗せるのはひと苦労です。そのためM&Aを用いて、自社の新規参入事業の足掛かりとするのはとても有効な方法です。
新規参入しようとしている異業種の企業を買収することができれば、その企業から成功するためのノウハウを吸収することができますし、上記と同様にその企業が抱えている顧客を自分の会社の顧客とすることができるので、ある一定の収益を確保できる可能性がとても高いです。
自分たちだけの力で新しい事業に参入するのと比べると、とてもリスクが低くなるといえます。